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イランでの休日の過ごし方(ラクダレースTV中継) 2019年7月

西野真理 業務調整(アフガニスタン・イスラム共和国)

アフガニスタン稲作振興プロジェクトでは、専門家はアフガンへの渡航ができないため、イランのハラーズ研修センターで研修を実施している。

イスラムの休日に合わせ、金曜は研修が無いことが多いため、事務所には行かずに自室でレポート書きや書類整理などをして過ごすことが多い。というのも、店も金曜はほとんど休み、女性はヒジャブに体の線が見えない服、肌が見えないようになど、外出するにも服装に気をつけるのをおっくうに感じていた。

ホテルのTVのチャンネルが300番くらいあるので、普段全部を確認したことがなかったので、ぐるぐると回してみた(チャンネルは回すと表現するほうがしっくりくる年代、やっぱり昭和)。すると、ドバイのTV番組であると思われる、ラクダが競馬のようにレースをしている中継があり、目を引きつけられました。中東に渡航されている方はご存知と思われますが、私は初めて見たので、かなり興味を惹きつけられました。

よく中継を見ると、砂漠の一本道を5分ほどかけて数頭のラクダがどどどどと走りタイムを競い合います。ラクダの上には騎手は乗っていませんが、小さなロボットがラクダの背中にくくりつけてあり、ムチでピシピシとラクダのおしりをたたきます。ラクダのコースの隣には、ランクルみたいなイカツイ四駆が砂ぼこりを巻き上げて並走し、車から暴走族のように身を乗り出して、白い衣装をまとったヒゲヅラの勇ましい男どもが、自分のラクダに大声で叱咤激励し、リモコンでロボットのムチを操縦しています。

初めて見た私は、TVの前で爆笑してしまいました。これが男のロマンというものなのでしょうか。フィリピンでもコックファイティング(鶏闘)のために、自分の大事に飼育しているにわとりの足をぐるぐる回してまじめに筋トレしているおじさんなどいましたが、それと同様に私にはまだ男のロマンが理解できません。

いつか本物を見る機会があれば、是非、見てみたいと思います。

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