アソシエイト・レポート2019年 >さすが!!!のフィジー

さすが!!!のフィジー 2019年1月

村上いづみ 保健医療専門家(フィジー共和国)

フィジーのナンディ国際空港に到着!青森空港は大雪、ホワイトアウトで、青森空港名物「ホワイト・インパルス(青森空港除雪隊)」による除雪ショーがはじまります、ご覧ください、というアナウンスが流れ飛行機が軒並み遅延。所がナンディは常夏、雨、同じ地球上でもこんなに違う。年寄りにはきついわー。

空港の両替所で両替をすると、見慣れない金額の札が・・・・、7ドル札???7ドルって何?よく見たら、これ!!!フィジーの前回オリンピックの金メダル記念札。ものすごい。図案が縦というのも、すごい。もったいなくて使えないよー。日本に持って帰って、額縁。今年の日本でのラグビーのワールドカップは、もちろん日本とフィジーを応援する!!試合も見に行こうかなあー。日本もこれぐらい遊び心を持って欲しい、羽生の4回転とか!

7ドル札で驚いたのもつかの間、保健省で発見!「フィジーの水生食物」。 確かに水生食物だけどさ。ナマコもいる。カメとかは今は食べたらアカンちゃうの?(よく見たい人は写真を拡大)

保健省には多数のインド系が働いており、町の中にはインド料理屋が目に付く。現在人口の約40%以上を占めるインド人がいなければ、今のフィジーの発展はなかったとも言われている。子供のうちから学校で、家で、インド人は煩いほどにdiscipline (規律、自制、修養)と言われ、厳しくされる。自由な南の島の人たちとは根本的に違う生活習慣のバック・グラウンドがある。はた目にはフィジー人とインド系は融合しているように見えるが、世界にいろいろな食生活があるように、それが時には議論を呼ぶように、平穏に見える日常に危機があるのかもしれない。

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