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ドナ、ドナ、ドナ 2018年 No.3

村上いづみ 保健医療専門家(ソロモン諸島)

プロジェクトの実施する村落保健推進員の養成研修に参加するため、離島に連れていかれました。国内線の空港で旅客機待ちの間にお昼ごはん、定番のフィッシュ(ツナ)・アンド・チップス【サツマイモ】です。糖尿病なのに・・・。

チェックインが始まり、乗客一人一人の手荷物と体重を測ります。総重量が厳しく管理されていて、総重量を超えると、次の便で・・・と言われてしまうので、早めのチェックインが必要です。

離島を結ぶのは懐かしのツインオッタ―!ではありませんか!山岳飛行機のポルシェ(言い過ぎ?)がホニアラの飛行場を後にして、一時間、離島の飛行場へ。もちろん草原。ウシやヤギがいないだけましか。電話も通じません、電気もありません。

お迎えは宿のトラック。公共交通は個人の持ち物のトラックなので、運が良ければ道を通るトラックを止められますが、2-3時間は気長に待つことになります。トラックに荷台に乗せられて、ドナドナ。売られていくキモチ。

村の家にはほとんどトイレがなく、このきれいなビーチの右側がみんなのトイレ。海で大胆に!

研修参加者の保健推進員は全員男性。村長さんや教会の牧師さんも手をあげて推進員になってくれています。ソロモンにはコミュニティ・ヘルス・ワーカーがいません。これが初めての村落でのボランティア・ワーカーなのです。意気込みが違います。

研修の前には皆でお祈り、讃美歌を歌います。これがまた!フィリピン以外でこんなにすごい讃美歌を聞いたのは初めて。完璧なコーラス!村落も、部族も、教会の宗派も違う人達なのに集まるとハモります。ソロモンの人達すごい!

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