ソロモン諸島はどこ?と聞かれると、南洋のどっか???とは思い浮かぶと思いますが、実はパプア・ニューギニアに一番近くの国で、太平洋諸島の二番目に国土面積が広く、3番目に人口が多い所です。首都はガダルカナル島のホニアラ(力の抜ける名前!)にあります。人種はパプア・ニューギニアと同じメラネシア系。子供のころは金髪で、中肉中背、大人は首からバッグを提げています。高床式の家に住んでいます。
私が勤務するのは保健医療省の建物です。お昼は近くのチャイナタウンにある赤十字クリニックの食堂に行きます。
ソロモンの人たちの主食はサツマイモ、料理用のバナナ、長芋、キャッサバ、サトイモ、米です。一枚目の写真はサツマイモ、バナナ、緑色の野菜のようなものは、ワラビのツナのせサラダ仕立て、ナスの焼いたものです。次は同じくバナナにワラビ、ナス、チキンで、日本円約700円です。島国なので物価が高いのです。
ソロモンの人たちはカンヅメのツナが大好きで、マルハニチロ(以前は大洋漁業)がソロモンでツナを生産しており、撤退した後もしっかり技術は受け継がれ、「タイヨー」と呼ばれて親しまれています。これはアジアでは良く見る「ソルツナ」としてスーパーで売られています(アフガンでも買えました)。
研修のお昼は何が食べたい?と聞くと、ご飯、タイヨー、コンビーフ、ランチョンミートと、カンヅメのオンパレード。野菜は??
研修用の教材の開発をしているのですが、栄養の部分の「体を作る食物」分類に動物性蛋白質の肉、魚の横に、「カメ」「野生の鳥」が入っていて、びっくり。来月は遠隔の島にも行くので、ひょっとして食べるのかなあ・・・とちょっと腰が引けています。