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アソシエイトレポート 2022年3月

天気予報は、晴れのち大雨そして虹

岩田 章一
サモア独立国(企画調査員)

サモアには大きく分けて、12月から3月までの雨季と、4月から11月までの乾季があります。四季折々の自然、気候、旬な食材、美しい植物、村のお祭や催し事などがある日本から比べると、毎日が暑い・クソアツイ。さらに外に出れば、汗・汗・汗、アロハシャツがべっとりと濡れる汗かきおっさんとしては、それはそれはとっても不快なのです。そんな毎日なので、露店に並ぶ果物以外、まったく季節感を感じることがないサモアです。

(唯一の楽しみは、暑い毎日のため帰宅後は取合えずビール!というご褒美を与えてもらっている南の島生活です。早く皆さんと新橋でビール以外を飲みたい!)

そんな単調な生活ですが、雨季になると温まった空気が山に沿って上昇し、毎日どこかで大雨を降らせてくれます。子供時代は夕立と言われていましたが、今ではゲリラ豪雨と呼ばれるようなあれです。トタン屋根が一般的なので、バケツをひっくり返したような雨が屋根を叩く音は、うるさいを通り越した爆音。そんな爆雨が去ったあとは、どこかで必ず虹が見えます。

天気予報は、晴れのち大雨そして虹。と言っておけば100%当たるサモア。単調な生活の中、空を見あげる楽しみを天から恵んでもらえています。Talofa Lava(ありがとうございます)。

アピア湾に掛かる半円の虹
雨上がりの夕方の虹
日本が支援したアピア港とヴァイシガノ橋(画面中央右にある白い建物の左)に架かる虹