佐々木雅子さんのケニアでの再会
清水 正
企画調査員(気候変動)/ケニア共和国
同じ所属先とはいえ、担当分野が異なるとほとんど開発途上国の現場では一緒になる機会がない。「飲み会で会いましたよね」というのが、ナイロビで佐々木さんと再会した時の挨拶。そんなもんです。
今回は、こちらがJICAケニア事務所の企画調査員、佐々木さんがJICAの新規技術協力プロジェクト立ち上げに向けた詳細計画策定調査(食と栄養案件)をするメンバーの一人として7月7日深夜からケニア入り。評価分析が主な担当なのだが、地方行政にも詳しく現場でいろんな示唆や貴重な意見をもらい、こちらもいい勉強になった。
現場にはケニア北部のトゥルカナ郡及び東部のキツイ郡にそれぞれ5泊6日というなかなかハードなスケジュールで後半になるとバテてきたが、朝ごはんを一緒に(といってもコロナ禍なのでテーブルに座るときも距離を置くように配慮)食べたり、会議で隣に座ったりと色々と雑談する機会もあり、楽しい3週間半だった。
その中で仕事の進捗に関わることも多く、例えば、ケニア国内にある47郡の郡知事を束ねるCouncil of Governersをどうするかと言った議論があった際に、佐々木さんがこれまで関わってきた他国の地方行政分野の支援を事例に、例えば ザンビアではLocal Government Association of Zanbia(LGAZ)事務局にJCCメンバーになってもらっていたとか、当時は企画調査員(地方分権化支援/援助協調)として、頻繁にLGAZと様々な会合で同席し、事務局長と親しくさせてもらっていた、等のいろんな貴重な話を聞かせてもらったりといろいろお世話になった。今度は日本で一緒に飲み会に参加したいものだ。