セネガルでの職業体験インターンシップ

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セネガル 専門家(業務調整)岡安利治

 

長男は今年14歳で、幼稚園・小学校上がる時期に、仏語圏(前回のセネガル滞在)にいたために、フランス政府支援の学校を転々としてきた。日本では中学2年生だが、4月生まれのため、1学年早まるので、中学3年生相当で、Troisième という学年になる。3年目という意味だが、フランス系教育システムでは、中等教育がSixième (6年目)から始まり、上に上がると減っていくのである。さて、Troisièmeになると、Brevet という中等教育修了試験があるだけでなく、どこかで1週間(実質5日間)企業で職業体験を兼ねたインターンシップをしなければならない。普段、落ちこぼれを見捨ていく仏語系教育システムに最近、落胆していた私だが、なかなかいいプログラムだなと年度当初の学校での父兄説明会で話をきいていた。さて、長男がインターンシップの説明が学校であったというので、配布用紙をみると、どうも自分たちで受け入れくれる企業を探し、その企業から同意書に署名をもらい、学校側も署名しないとインターンシップができないらしい。長男はロボット工学を学びたいと夢を描いているので、インターネット検索すると、数年前にロボットに関する高校生を対象にしたダカールで講習会があったとの記述のみで、友人・知人にきいてもロボットやオートメーションがありそうな企業は見つからない。仕方なく、昔フランスで自転車競技をやっていて、昼間語学学校に通っていたときに、フランス政府奨学金をもらって、ロケット研究していたイラン人の友人を思い出した。彼はフランスで現在、ロボットやオートネーションを製造する会社でマネージャーをしている。たまにセネガル外でインターンをする生徒もいるというので、問い合わせると、「未成年のインターンシップは受け入れできないんだ。」と断りがあった。どうしようかと悩んでいると、妻が知り合いにあたり、その旦那さんがダカール空港で飛行機整備をやっているという。事情を説明するとあっさり受け入れてくれた。

 長男のインターンシップは1/16から始まった。担当者が毎日変わるらしい。「今日はジェットエンジン整備の担当者から、以前、稼働しているジェットエンジンに近づいて、飲み込まれてしまったエンジニアがいて、その映像をみせられた。」とか、「IDカード(入場許可書)をだしてくれる担当者が朝早くこないので、8時にいったのに、9時半まで待たされた。」とかいろいろ大変らしい。長男の友人で長男がセネガルに小学校1年までいたときに、離れて、昨年再会した友人がクラスにいるが、彼も別の整備会社(小型飛行機対象)でダカール空港でインターンシップをしているという。彼はなにをしているときくと、「なんか昨日は、小型飛行機の燃料をいれていたんだって。」という。中学生
に燃料を入れさせるとは大胆である。

 そして、4日目「今日は大統領専用機の中に入ったんだ。」と興奮してかえってきた。現在のマッキー・サル大統領の大統領専用機はフランスの前サルコジ大統領専用機の中古だそうである。写真は撮らせてもらえなかったようだが、中学生インターンを大統領専用機内に入れてくれたり、飛行機燃料を入れさせたり、日本ではありえない寛大さは、セネガル文化に基づくのだろうと改めて、関心した。(以上)