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reyon

直売所

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ヨルダン:小村浩二  

    企画調査員(ボランティア事業)

 

東部黒海地域から日本に行った研修員、視察先の農産物直売所や道の駅は、結構なインパクトがあったようで、地元で取り組もうと思い立った。何に注目したか。バーコードである。農家のお母さんたちが持ち込む野菜に値札を付けて店頭に並べる。農産物の売上げ管理を一貫してできるシステムに飛びついたのである。

導入に向けて情報収集した結果、現状では無理であることを理解したらしい。直売所(reyon)より先に販売管理システムの導入を考えるところがすごい。直売所の運営管理の経験もなくである。まずは、直売所をやってみた。2012年6月のことである。村では、時を同じくしてビニールハウスが政府の援助で導入された。このビニールハウスで生産した野菜の販売を手がけることとなった。主力商品はトマトであった。

農家が思うままに作付けたトマトは、7月一斉に収穫最盛期を迎え直売所でさばききれなくなった。急遽、スーパーマーケットに買い取ってもらったりで、抱え込んだ大量のトマトの処分に組合長は追われた。まったくバーコードどころではない。深く反省したのかどうか判然としないが、一度直売所をたたむことになった。

2014年7月、リニューアル・オープンした直売所を再訪した。

村の農産物を売るはずだった直売所、7割以上が外部から仕入れたものだった。直売所の経営を維持するにはやむを得なかったそうである。これでは通常の八百屋と何ら変わらない。何とかてこ入れしてやりたいところである。

店舗に絶えず野菜が並ぶような作付け計画、商品陳列の改善などを同僚と試みた。

村での野菜作付けの実態を調べてみた。農家といってもヘイゼルナッツがメインで野菜生産は自家消費用の域をでないことがわかった。つまり、自分ところで食いきれない余剰生産物を直売所に出すといった感じである。ビニールハウスの中も種々雑多な野菜が植えられているというか生えている状況であった。販売するための野菜栽培、栽培技術という認識が欠如しているのである。なりゆき栽培といっていいだろう。農協は、普及員の支援を得てこの課題に取り組み始めている。直売所の方は、陳列棚の改善、地場ものの割合を7割まで引上げる、5Sの徹底などを提案した。

計画なし。否、組合長の頭にある計画で、まずはやってみるというバイタリティーにあきれるやら感心するやらである。一方、そもそも食うに困らない組合員、野菜栽培にどれだけ熱心なのか疑問、組合長の計画にお付き合い程度としか考えられない。