トルコ ギレスン A to Z

Ğ / ğ

ユムシャック ゲー

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 小村浩二  ヨルダン在住

   企画調査員(ボランティア事業)

 

Ğ, ğ(名)トルコ語アルファベットの第9字、呼び名はユムシャックゲー、語頭に立たない。

・ 音節頭および母音間では、ほとんど発音しない。例:「ボスポラス海峡」Boğaziçi(ボアジチ)

・ 音節末では、直前の母音を長母音化する。例:「山」dağ(ダー)


ここでは、ギレスンに滞在した2014年がどのような年であったかを振り返る。

1月:7日、エルドアン首相訪日、安倍首相と会談。12月17日汚職事件に関連し、裁判官、検察官、警察官の大規模配置換え。

2月:6日、インターネット規制法案国会を通過、18日大統領承認。24日、首相とその息子の通話内容がインターネット上に公開。

3月:20日23:30、twitter閉鎖。28日、インターネット動画サイトYoutube閉鎖。30日、統一地方選挙実施。

4月:統一地方選挙結果、与党AKPの得票率45.5%。2日、憲法裁判所、twitter閉鎖解禁命令。15日、水産物への禁漁開始。24日、彬子女王殿下、トルコ御来駕。

5月:1日、メーデー。4日、大規模汚職事件元大臣4名国会で証言。13日、マニサ県ソマ市で炭鉱爆発事故発生。29日、憲法裁判所Youtube閉鎖を違憲と判断。

6月:トルコ、ILO理事国に任期3年。3日、Youtube 67日後に規制が解除。7日、イスタンブル第三空港着工式。11日、在モスル・トルコ総領事館ISに占領される。18日、第7代大統領(1980年軍事クーデター時の参謀総長)終身刑判決。

7月:1日、エルドアン首相、与党AKPの大統領候補に。10日、クルド問題・和平プロセス関連法案成立。25日、イスタンブル・アンカラ間高速鉄道開通。

8月:10日、初の大統領直接選挙実施、エルドアン首相が51.8%の得票、大統領就任へ。21日、ダウトオール外相が新首相に決定。29日、第12代大統領にエルドアン首相就任。

9月:1日、水産資源保護禁漁期間終了。汚職事件容疑者不起訴。6日、第62代新内閣成立。イスタンブル、建設工事現場エレベータ落下事故作業員10名死亡。20日、モスル・トルコ総領事館員49名101日後に開放。

10月:7日、ISコバニ侵攻抗議デモに対し南東部5県(後8県に拡大)で夜間外出禁止令。8-9日、ゼイベック経済大臣訪日。15日、国連安保理非常任理事国に不選出。28日、カラマン県エルメネックで炭鉱事故発生。

11月:15日、大統領「アメリカ大陸はイスラム教徒が発見」と主張。24日、大統領「男女を平等な立場におけない」と発言。28日、ローマ法王トルコ公式訪問。

12月:1日、トルコG20の議長国に(任期1年間)。プーチン・ロシア大統領トルコ公式訪問。3日、腐敗認識指数45で前年の53位から64位に転落。12日、金銭による徴兵免除制度法成立。14日、一部メデイア強制捜査。21日、大統領「避妊は国家への反逆」。

トルコ ギレスン A to Z

HES

水力発電所


故郷の水力発電所(HES = Hidroelektrik Santral)に、東芝の発電機が稼働していると同僚が教えてくれた。

東部黒海は急峻な山が海まで迫り、他の地域と比較して雨量も多い。降った雨は、谷を流れて黒海にそそぐ。日本人には、なじみやすくありきたりの地形であるから観光で訪れてみようかというにはちと魅力に欠ける。


さて、そのような地形でギレスンの年間雨量は、1,264.6mmである。そして、主要な川として① Harşıt Çayı、② Gelevera deresi、③ Yağludere、④ Pazarsuyu deresi、⑤ Aksu deresiの5つがある。これらの川筋を主に26の水力発電所が稼働し、そのキャパシティーは694MWで年間1,051GWを発電している。原油を産出する中東に近いにもかかわらずトルコの産出量は微々たるもので、エネルギー事情は日本と同じく外国に依存している。よって、水力発電は貴重な自給できるエネルギー源となっている。


水力発電の分類には、大きく分けて落差を得る方法と運用上による分類がある。ギレスンで見られるのは、多くが組み合わせによるもののようである。冒頭で紹介した東芝の発電機が設置されたところは、ダム水路式で調整池式となるようである。上流にダムと3カ所、下流に1カ所の計5カ所の水力発電所がある。写真にある水圧管路を使い貯水池から発電所に水を導き、またトンネルで発電所から発電所へと水を導く、そのような風景が川沿いの道から至るところで見られた。


ギレスンに限らず東部黒海地域では水力発電所の建設が主だった川で行われている。東部黒海地域が新聞で取り上げられる場合、そのほとんどが水力発電所関連のニュースである。それも環境破壊だとして建設反対の抗議活動がどこそこであった、という類である。月に一回はイチゴの生育確認で山越えした。その時に通る道がAksu deresi沿いの道である。約70キロメートルあるという川筋に建設中、計画も含めて18カ所の水力発電所ができることになるそうである。単純計算すると約4キロメートルごとに1カ所の発電所となる。実際、そのくらい頻繁に発電所の工事現場が続くのである。何回か数えようとしたが、いつも途中で面倒になってやめた。近々、日本が関わる大きな電源開発が黒海沿岸で始まる。



                      Giresun                                            Giresun                                                Artvin