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Visit Rwanda ルワンダ 2020年6月

岩田章一 技術協力プロジェクト専門家(ルワンダ共和国)

前回の報告で発展している地方の現状についてお知らせしましたが、今回はルワンダの新たな戦略についてレポートします。

現在、世界最高峰のプロサッカーリーグはイングランドのプレミアムリーグだと思います。その中のロンドンに本拠地のあるアーセナルは、日本でも有名かと思います。過去には稲本潤一選手がプレーしたり、日本代表監督候補にもなったフランス人のベンゲル監督が長く指揮していました。

サッカーはアフリカでも大人気で、特にアフリカ出身の有名選手が所属しているチームは人気が高くなっています。ルワンダでも、サッカーは一番人気で、スペインリーグやイタリアリーグも人気はありますが、やはりプレミアムリーグは断トツの人気となっており、その中でもアーセナルが人気No1です。その理由は、アフリカ系の選手が多いこともありますが、ルワンダのカガメ大統領がアーセナルのファンだからというのも大部分を占めているようです。なんせカガメ大統領は20年近く大統領でいますが、2017年の選挙ではなんと98%の支持で再選している人気のある大統領です。

さて、そんなルワンダが2018年にアーセナルのオフィシャルスポンサーになり、何とユニフォームの袖に「Visit Rwanda」というロゴを入れることになりました。契約額が3年で4,000万ドル(当時のレートで43億円!!)。多くの国から支援を受けている国が、よりによってプレミアムリーグのスポンサーになるの?って驚きのニュースが発表されました。

このアーセナルへのスポンサー契約に、オランダ政府が批判しました。オランダはルワンダに対して多くの支援をしており、その資金が流れているのか?など。当然と言えばそうです。疑問点ははしっかり確認する。この件は、BBCやCNN等でも取りあげられるほどしっかり報道されました。

話は逸れますが、我が国はお隣の国に多くの援助を長く続ける傍ら、その国は他の途上国支援を日本以上にちゃっかり実施していますが、我が国政府は何か言ったのか、言わないのか報道されないので真意は不明です。

さて、オランダに意見に対してルワンダの回答は、ゴリラ観光など観光収入を倍にして経済を安定したいこと。ゴリラ収入はスポンサー契約料と同額程度なので、その費用を当てているとのこと。さらに、途上国として、いつまでも援助を受ける側になるのでなく、このようなモデルがあってもいいのではないかと。

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